2008年8月25日月曜日

鉄人餃子



 この手の大食いメニューにおいて、種目が餃子であればその数は五十や百が相場だが、鉄人餃子の数はわずか五つである。果たしてこのことは何を意味するか。 でかすぎて箸で持てない。 一口で食べきれる大きさではあり得ない。二口でもまず絶対に無理だ。三口で食べ切れる人はきっと口の中にげんこつを入れる隠し芸を得意としているはずである。五十個百個の山盛りではない「皿の上の五つの餃子」というのは視覚的な錯覚を引き起こしやすいが、隣にたばこの箱なんかを置いてみると三日間くらいは笑える。

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